童貞探偵コカン

以下作品は2010年5月にcrude OHANAという画廊喫茶にて行われた
漫画の企画展 『コミックハナテン2010』に参加した際の作品になります。

搬入数日前まで先約があった為に作成に時間がかけられず、
話を1日かけて考え、 残り3日でComicStudioを使って描きました。
絵心のかけらも無いくせに準備段階込みで全て ペーパーレスで作成する事だけは最初に決めていて、
そのくせ ComicStudioの使い方をよくわかっていなかったりでいろいろ大変でした。







書く時に考えた事は

「誰もが負の感情に流されて罪を犯す事はある。
しかし"自身がそれを自覚した上"で、しかるべき罰を受けたならば、
その罪は償うことができる。

…と、いう事は可能なのか?」

、です。
人は人を許せるのか?
罪は罰で償えるのか?

この作品で一番時間をかけたのは「犯人への罰の加減」でした。
"一か月給料半額"という罰が加減としてよかったのかは
いまだにわかりませんし納得しきれていません。

追記 : 労働基準法第91条で不祥事の減額幅は定められています。実際はこんなに減りません。

描き終わって気づいたのは
あぁ、要は『一房の葡萄』が書きたかったのか、と。
『 一房の葡萄』は以下で読めます。短編ですので、是非。

有島武郎 一房の葡萄
http://www.aozora.gr.jp/cards/000025/files/211_20472.html